分散投資というのがあるじゃないですか。資産クラスとか、地域とか、時間とか。今後10年ぐらいかけてリスクを減らすことを主目的に分散投資を強めて行って、最終的にはできるかどうかはわからないんですが資産運用の完全自動化をしたいと考えている身としては、一般に言われている分散投資に付け加えたい考えがあるんです。
一般的に言う分散投資
不動産だと、区分マンション1室だと入居率が0か100なので複数戸か一棟物を持てとか、一棟だと建物になんかあって入居率が下がるとまずいので複数棟持てとか、という話がありますよね。
証券だと個別株式で集中投資だと、その会社に何かあった時の影響が大きいので、複数銘柄でポートフォリオにするとか、投資信託やETFにするとか。
他にも、株式だけでなく他の資産も組み合わせて資産クラスを分散、地域や国の分散、通貨の分散、積立投資等で投資するタイミングの分散、等々。
モツは集中投資をしていると何かあった時に一気に全資産にダメージがくるので、そのリスクを下げるために分散を進めています。分散でリスクを下げるとは言っていますが、一方で集中の方がリターンが良い、リスクが低い、資産が少ないのに分散したって、という考えもあり、それもそうだと思ってます。
この分散投資についてなのですが、上記のような一般に言われていることに付け加える考えがでてきました。
追加で付け加えたい分散投資
それは、使う時のことも考るということです。投資を始めた最初の頃は、このようなことを考えることなんてないんですが、投資をしてある程度の資産ができてきたとき、使う時のことを考えるようになってきました。そして、収入源の分散、収入タイミングの分散、これらもいるんじゃないかと考えだしたんです。
収入源の分散
株式や投資信託の場合、ひとつひとつの銘柄がそれぞれ収入源となります。投資対象銘柄を絞っていた場合はその銘柄に何かあった時等に、インカムゲインやキャピタルゲインによるキャッシュフローが出しにくくなったり、無くなったりします。不労所得で生活している者にとって、それはすなわち生活費が減る、もしくは無くなる、ということを意味する。投資信託は複数の株式等でポートフォリオになっていますが、いくらポートフォリオの中で株式等の配当があったとしても、保有するファンドが1本でしたら、そのファンドが分配できないということもあるので収入源の分散としては意味をなさないんです。
不動産の場合も、特定地域に絞っていた場合はその地域に何かあった時、特定の管理会社に集中して委託していた場合はその管理会社に何かあった時等に、キャッシュフロー、すなわち生活費に影響が出る可能性があります。
暗号資産のキャピタルゲインでキャッシュフローが出せるときなんて、モツの場合は数年単位なので、これを生活費のあてにするには怖すぎる。
税制面で見ても上記の例で上げた3種は、それぞれ異なるので、制度変更によるキャッシュフローへの影響に対しても収入源の分散になります。
そうゆうわけで、収入源となる資産を分散させるといことは、安定した生活費の確保につながるとなりました。
収入タイミングの分散
最初は収入は、年で見て、「不労所得 > 生活費」となれば良いのかなと思ってました。しかし、いざ使うことを考えると、できれば月次で安定した生活費の供給に持っていきたいです。生活費は日々使いますので。なので、各投資先からの収入のタイミングを分散させたいとの考えに行きつきました。
不動産の場合は家賃は毎月ですが、退去や修繕の発生時にインカムが減ります。銘柄つまり戸数が少なければ、収入に与える影響が大きいです。
株式や投資信託だと、配当所得が年2回とか1回とか、中には毎月でるものもありますが、銘柄が少なければ収入タイミングが毎月にはなりません。
これを解消するには、銘柄の数を増やして収入のタイミングを分散する、その考えに至りました。
お金を使うことについては、こちらでも触れています。
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