証券担保ローンはこう使う。キャッシュフローのコア・サテライト戦略

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老人になった時にキャッシュフローが最大化する。でも70歳になって、そのお金どうすんのってことになる話をここ何回かでしています。老後2000万円問題です。不動産や太陽光等の融資を使った投資をしていて、このような状態になりそうな方も多いのではないでしょうか。融資を使った投資の悩みどころです。

前回は、借金を減らさないために具体的にどうやるかという話でした。今回はこの考えの元、証券担保ローンを使う時の注意点についてです。

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担保評価に注意しろ

証券担保ローンを使う場合は、不動産ローンのようにマーケットが暴落しようが、売らずに持ち続けていればよいとはなりません。担保証券の評価額が下がるからです。下がったらどうなるかはこちらに記載の通りです。

そのような性質になるので、生活費のコア部分でこれを使うことはできません。あくまで、生活費のうち旅行等の「ゆとり」の部分、サテライトで使います。

そう、生活費キャッシュフローのコア・サテライト戦略。

暴落時は買いに向かうことになるでしょうから、追加購入した証券も担保に入れれば担保評価の合計額はそんなに下がらないのかもしれません。ただ、暴落時に買いましたとしても、どこまで下がるかとか、いつまで下がるとかはわからないので、このようなリスク管理となりました。

マーケットが下げ続ける、マーケットが何年も戻さない、そういった場合に、証券担保ローンを生活費キャッシュフローのコアにしていたら、そのうち生活できなくなるという可能性も考えられなくはありません。

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金利負担はどのように解消するか

もう一つの注意点は、金利負担が発生するということです。私モツの場合はこちらに記載の通り投資信託に積立投資をしています。この分配金の一部を金利の支払いにしています。次の式が成立すればよいです。

新規借入の金利 ≦ 新規担保設定した証券の配当所得

これも、マーケットが下げてるときのために注意が必要です。マーケットが好調な時に残る配当所得を全て使わずに、ある程度残して、配当所得が減った時に証券担保ローンの金利の支払いに使うようにします。

なお、金利分をコストにして節税するかは、証券担保ローンの資金使途次第ですかね。モツの場合は生活費なので今のところコストにしていません。

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不動産融資の時にゴチャっとなることがある

不動産の融資を受けるときは、自分から資産状況を開示するのですが、金融機関なのか担当者なのか証券担保ローンが何かわからないようで、何度も同じような説明をする場面がありました。自身の資産の状況などの説明にとどまらず、この金融商品の説明を何度もすることがあったんです。一方で資産状況の開示をしたのみで特に何も聞かれないこともありました。

証券担保ローンがあると、他のローンでゴチャっとなることはあるかもしれません。

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