実に面白い。
アメリカって定年退職がないじゃないですか。いつ退職するかは自分次第ということ。アメリカの総人口に占める退職者の割合が16%で推移していたものが今年は19%というデータ、19%のうち過剰な退職者は300万人強との試算があります。
米国では1%程がFIRE民という事なのか、これは驚きですね。で、これを受けて今後の投資について考えることになります。
ということで、FIRE民の急増による投資への影響について。
FIRE民の増加でどうなるか
FIRE民が増えること、それ即ち労働力の供給が減るということ。米国のみならず世界的にそのような傾向が進むとすると、次のようになるのか。
FIRE民の増加 → 労働力供給の減少 → 労働者の給与増加 → 労働者の購買力増加 → 企業の利益増加 → 資産や配当金の増加 → FIRE民の増加 → 以後繰り返し
本当にそうなるかはわかりません。金利の話とか、どうすんのK字経済とか、共同富裕とかもありますし。
そう言いつつも、都合よくマーケットが長期に上がり続けるわけでもないので、マーケットが下がったら、FIRE民の中からお金の理由で労働者に戻る人がでてくる、そしてまたマーケットが上がったらFIREする。
お金のための労働が無くなる世界
今後、FIRE民は増加と減少を繰り返しながら、長い目で見ると増加していくのか。誰もがお金のために働くことの必要ない未来、それが近くに来たと思うのは気のせいではないのか。
狩猟や農耕をしていた時代の人類から見ると、現代人が労働しているといっても遊んでいるように見える気もします。なんせ、部屋でおしゃべりしたりとか、パソコンでカチャカチャしたりとかお絵描きしたりとか、スマホでポチポチやったりとかお話ししたりとか。
狩猟という労働で飯食ってる人から見たら、お遊びやん。それで飯が食えるなんて、すばらしい現代社会。そして、それすらも超越する時代が近づいてきているのかもしれません。
投資はどうするか
FIRE急増による投資への影響、結局、このようなことは考えてみるものの、ハッキリとしないことが多いですね。アナリストや何とかストラテジスト等の言う事、今後の経済とかマーケットとかがどうのこうのというのがあります。稀に参考にするものもありますが、ほとんどが占いみたいなものでしょ。
ということで、事実とこれまでの自身の経験に基づき、今後も腰を据えて投資を続けていきます。10年とか20年、それ以上の期間を見据えた長期投資でやっている限り、ひとつひとつの事象をハッキリとさせなくても、今後もうまくいくでしょ。
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