お金とは何か。私のとってのお金の定義、それは「人生を豊かに生きるためのツールのひとつ」、ということになります。このような認識になったのがいつからなのか、ハッキリとは記憶にありませんが30歳代であったことは間違いありません。
私は既に会社員を辞めており、お金のための労働からは解き放たれた状態でありますが、将来的には誰しもがそのような状態になるのかなと考えなくもありません。いや、実は既にそのような状態になれるにも関わらず、その認識が無い人が多いのか、とすら感じます。
ということで、お金がいくらあれば会社員を辞めれるのか、について。
お金が無くなった
子どもの頃は、よくゲームをしていました。RPGとかシュミレーションが好きでした。ドラクエとかファイナルファンタジーとか、ファイアーエムブレムとか信長の野望とか。
ファイアーエムブレムEchoesという3DSのゲームがあるんですが、何年か前にこれを購入したものの、やる時間が無くてずっと棚にしまっていた状態でした。
念のためですが、お金の話をしていますよ。
FIREしてしばらくたった今、朝から夕方にかけて色々やったのち、子を迎えに行くまでの間、平日1時間ぐらいゲームをやれる時間ができたことに気付いたんです。なので最近は平日1時間程ゲームをやっています。
それでですね、ゲームをやっていく中で途中まで気づかなかったんですが、このゲームの中にもお金が存在することに気付きました。銀貨とか金貨を使うことで、装備を強化できるというシステムがあることに気付いたんです。
それで、それまで使っていなかった銀貨など、つまりお金を使うことに。何度も装備を強化して一気にお金を使います。そうするとですね、不思議なことを体験します。
お金が無くなった、、、
何故お金が無くなったのか
途中までは、このファイアーエムブレムEchoesの世界にお金があることを認識していませんでした。そして、お金があることを認識し、それを使いました。そうしたら無くなったんです。使うと無くなる、不思議な気分でした。
で、無くなったお金、どうしたらまた増やせるのかというと、敵を倒しに行くとお金が手に入ることに気付きます。そこでこう思います。
会社員かよ。
ゲームと会社員
ゲームの中で会社員をしていたということなのか? ゲームの世界では次のようになります。
- ゲームで銀貨等(お金)を使って装備を強化する
- お金が無くなる
- 敵を倒しに行ってお金を稼ぐ。
- 1~3を繰り返す
現実世界の会社員の多くは次のようになります。
- 現実でお金を使って生活する
- お金が無くなる
- 通勤かリモートかで会社に行ってお金を稼ぐ。
- 1~3を繰り返す
ゲームの中で会社員、本当にそうなのか。
ゲームではゴールがあるが
ゲームの場合は、例えば強大な悪を倒して平和を、みたいな設定があり、そこを目指して進めていくじゃないですか。RPGもシュミレーションも、何かしら設定があります。目指すところが与えられているんです。
ゲームでは目指すところに手が届く場所にいるとき、お金が無くなるという状態にはならなくなりますよね。ドラクエとかでも、強い装備がそろって、便利なアイテムがそろって、いつでも最終ボスを倒しに行ける状態になると、ほとんどお金を使わずに増えていくばかり。それまでは、常にお金が足りない状態なのに。
ゲームで最終ボスが倒せる状態、それ即ちFIRE可能な状態でありFI。倒したらFIRE。
現実世界で会社員が辞められるお金の状態、 それ即ちお金の面でFIRE可能な状態でありFI。辞めたらFIRE。
ゲームと違い現実世界の場合は、会社員を辞めてどうするかというのがあります。ゲームだと目指すもの、最終ボスを倒すというのが与えられて倒せばエンディング見て終わりですが、現実世界では誰もそのようなものは与えてくれません。
そう、自分自身を除いて。
FIの答えを持つのは自分自身、FIREの答えを持つのも自分自身。誰かに与えられるもの、教えてもらえるものではないのです。
お金がいくらあれば会社員を辞めれるのかを把握しそのお金がある状態がFI、その上で自身の望む人生の為に辞めたのならFIRE。
既に多くの経験を積んでいた
多くの会社員は、ゲームで最終ボスを倒すことが定年退職、最終ボス倒してエンディングを見ることが退職金と年金、それらを与えられて生きているのかもしれません。ですが、FIREにおいてはどうでしょうか。
45歳定年制の選択肢という議論がありますよね。真意をとらえないままブーブー言っている声もありますが、私から見たら良いじゃないかと思います。大賛成。早くゲームがクリアできて、次のゲームができるじゃないですか。
さて、私を含むゲーム好きな人たちは、どうやら以前よりゲームを通してFIREまでの経験を積んできていたようです。しかしながら、ゲームでは目指すもの、最終ボスを倒すというのを同時に与えられてしまっていた。
繰り返しになりますが、現実世界ではそこは与えられるものではなく自分自身で、ですね。
今回は、お金がいくらあれば会社員を辞めれるのか、の話でした。
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