会社員、公務員の皆さんは賞与、ボーナスの時期のようで話題ですね。私の会社員時代、賞与は年1回でして、この時期は賞与とは無縁でした。しかしながら世間で話題になっているので、賞与をどのように使っていたかなぁということを思い出します。
ちなみに、会社員を辞めてからも、賞与のようなものとして生活費用口座に入金するようにしています。これは、複数の証券口座や暗号資産口座のインカムゲインやキャピタルゲインを年に1回、生活費用の銀行口座に振り込むことで実現させています。今の私にとっては、これが賞与です。
会社員を辞めれる資産を構築するために投資をしていたころ、会社員時代に受け取っていた賞与をどのように使っていたのか。そういえば、FIRE民達と話をするときに、この話はしたことがなかったので、皆がどのようにしていたかは把握していません。なので、私の場合はという事になりますが、他の方もおそらく似たようなものだろうと推察します。
ということで、FIRE民達は賞与をどのように使ってきたか、について。
資産や家族の構成
保有する資産がどのようになっているか、家族がどうかにより、給与や賞与の使い道は変わるものでしょう。私の場合もそうでした。なので時系列に、次のケースに分けて記載します。
- 不労所得 < 生活費(子がいない)
- 不労所得 < 生活費(子がいる)
- 不労所得 ≒ 生活費
- 不労所得 > 生活費
子がいるといないでは、大違いとなりますので、このようにケース分けします。子の人数も1人なのか2人なのか、はたまたそれ以上なのかで大違いなんですが、それは置いておきます。
不労所得 < 生活費(子がいない) 時期
「不労所得 < 生活費(子がいない)」時期、旅行などの娯楽や家具家電等を含む生活費は月給のみからの支出でした。そして、月給から生活費を差し引いた金額と賞与は全て投資にということになります。子が生まれる前は30代前半以前と若い時期でしたので、この投資には自己投資や経験のためにモノやサービスを使ってみる、というのも多く含みます。
1人目の子が生まれる前に、投資からの収益が子1人分の生活費を上回る状態にしました。2人目が生まれる前に、投資からの収益が子もう1人分の生活費を上回る状態にしました。モツ家は子は2人ですが、3人、4人となるようでしたら、同様にしたでしょう。
この時期の賞与の使い道、それは全て投資した、ということになります。
不労所得 < 生活費(子がいる) 時期
「不労所得 < 生活費(子がいる)」時期、月給は生活費として全て使うという状態でした。さすがに子が2人となると、月給からも投資をというのはできなくなりました。そして、賞与も4分の1程は旅行等の生活費にということになりました。
そして、投資からの収益は先に記載のとおり子2人分の生活費を上回るんですが、これも投資にとなります。今は保育園を無料で利用できますが、当時はまだ保育園の利用料がかかっていましたので、子の生活費には保育料を含んでいました。子2人分で10万円を超えていたと記憶しています。3歳ごろからは習い事もやりだしましたので、それも子の生活費に含んでいます。子の旅行代等の娯楽も、子の生活費です。
子が生まれる前に、投資からの収益が子の生活費を上回る状態にする、ここが重要です。これをしないと、FI達成は、子自身がその生活費を稼ぐほど成長して以降ということになるかもしれません。
「不労所得 < 生活費(子がいる)」の時期の賞与の使い道、それは4分の3を投資した、ということです。
不労所得 ≒ 生活費 の時期
ここまでは投資からの収益は全て再投資していました。ここから、つまり「不労所得 ≒ 生活費」の時期、少しづつ給与や賞与に依存しない、お金で会社に縛られない生活に移行していきます。投資からの収益で、住居費の支払を開始する、通信費の支払いを開始する、等、投資収益の成長とともに、生活費の項目ごとに、段階的に移行していきます。
ある程度の移行ができた頃から、給与や賞与の金額はあまり気にならなくなってきました。移行が完了すると尚更です。なお、後にも記載するのですが、移行中に「不労所得 > 生活費」の状態になりますが、それに気づくのには時間がかかります。私の場合は、移行開始が遅かったんだと思ってます。
「不労所得 ≒ 生活費」の時期、生活費を徐々に投資収益で支払うことになるので、会社員の月給から生活費として支払う金額が減っていきます。なので、月給からの投資額も徐々に増えるということになります。賞与は全額投資です。
この時期の賞与の使い道、それは全て投資した、ということです。
不労所得 > 生活費 の時期
「不労所得 > 生活費」の時期、自身がこの状態にあると認識し、会社員を辞めるまでには時間がかかります。やったことが無いですし、その具体的な方法というのは見聞きしたことがありませんから。私の場合はそうでした。この状態になって会社員を辞めるまでに4年かかることになります。
この状態であることを認識するのに2年、その後に会社員を辞められるまで2年。
好きで会社員をやっているのなら別ですが、そうでなければ、この状態の初期は踏ん張りどころですね。この状態であることを自身でしっかりと認識できていない、この状態の時。子がいれば特にそうでしょう。子がいるかどうか、そしてその人数で、難易度が劇的に異なってきます。
「不労所得 > 生活費」の時期の賞与の使い道、それは全て投資した 、ということです。 ただ、この時期は他の時期と比べ、追加した投資元本のリスクは下げており、FIREポートフォリオの中で、徐々にキャッシュポジションを増やしていくことをしていました。
まとめ
まとめると、会社員時代の賞与の使い道は、4つの時期で、それぞれ次の通りになります。
- 不労所得 < 生活費(子がいない) → 賞与は全額投資、月給も一部投資
- 不労所得 < 生活費(子がいる) → 賞与は4分の3を投資、月給は全部生活費
- 不労所得 ≒ 生活費 → 賞与は全額投資、月給も徐々に投資へ
- 不労所得 > 生活費 → 賞与は全額投資、月給も全部投資
賞与は、ほぼ全額投資、人によっては「こいつ何やってんだ」ということでしょうが、それは何が欲しいのかということになります。FI、FIRE、そこまでして欲しかったということです。
↓給与所得で生活している状態から、資産所得で生活する状態への切り替え方について、図をつけて次の記事に記載しています。
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