FIRE後の投資においてやること、どうやら3つあることがわかりました。できるかどうかがわからなかった資産運用の完全自動化。20年ぐらいかけてそこに到達しようと考えており、どのようにやったらよいかがわかってくるのが10年後ぐらいかなと、そのような時間軸で考えていました。
しかしながら先日のあるできごと、お金を失ったという出来事を機に、大きく前進します。それは、次の不等式の発見からです。
純資産 > 生涯生活費
私にとって、FIRE後の投資において重要な事の一つがこれ、そしてあと2つあります。資産運用の完全自動化、これを達成する為にやることは3つ。当シリーズの過去の記事ついては次の通りです。
ということで、真のFIREの正体はこれだったのか、について。
老齢年金(完全不労所得)
言わずと知れた究極の不労所得ですね。FIRE後に国民年金にするのか、厚生年金にするのか、それは各人の生き方によっても違ってきますかね。私の場合は厚生年金です。
そして、自身の法人を設立しての厚生年金を選択した場合には、この老齢年金の受給額、そのコントロールがある程度可能となってきます。個人が法人から受け取る報酬、これにより老齢年金の受給額が変化してくるので。
純資産 > 生涯生活費(アクティブ運用)
死ぬまでに必要となる生活費、これを全て現金で持っていれば、もはや生活費のために運用をする必要がなくなります。しかしながら、投資でFIRE達成者の場合、投資で 不労所得 > 生活費 の場合、アクティブ運用となっている場合が多いでしょう。アクティブ運用であるということは、投資手法によりその大小の違いはあれ、完全自動ではなく何かやっている事でしょう。
その投資資産を全て現金化した時、その時の手数料や税金等を考慮した純資産、それが生涯生活費を上回った時、真のFIREを手に入れるステージに来たという事になります。私は既に、投資で 不労所得 > 生活費 の状態であり、会社員を辞めています。辞めてから気付いたんですが、どうもFinancial Independence Retire Earlyでは無い気がすると感じていました。そして、その正体のキーとなるのが次の不等式。
純資産 > 生涯生活費
これこそがFIじゃないのか。アクティブ運用の投資で生活しているFIRE民にとっては、全売却して現金化するとRE、もしくは長期のパッシブ運用で定期売却に切り替えてRE。パッシブ運用で会社員を辞めたという人には、直接出会ったことがないので、パッシブの場合にどのように考えるのかがわかりませんが、アクティブ運用で会社員を辞めた私にとってはそういうことです。
なお、ここで言う純資産には先に記載の老齢年金で死ぬまでに受け取る金額、次に記載の定期売却で死ぬまでに受け取る金額を含めます。
定期売却(パッシブ運用)
20年とかの長期間にわたるパッシブ運用を定期的に自動売却する。例えば、50歳の時にS&P500への200万円の投資をし、これを70歳の時に受け取る。年率5%と見て20年の運用で税引後で約440万円。
夫婦2人、老齢年金を2人分で仮に税・社会保険後で70歳から年400万円とすると、定期売却と年金で夫婦2人で90歳までは年840万円。十分すぎる気はしますが、これでも生活費として足りない場合は現金化した純資産で、もしくは老齢年金を増やすためにアクティブ運用期間中、RE前の報酬を上げる、パッシブでの長期運用の期間を延ばすか投資金額を増やす、等の手を加えます。
毎年200万円以上のパッシブ運用への投資ということか。
今後やること
以上の3点を踏まえると、どうやら今の私のメインの投資法であるアクティブ運用を主軸として純資産を増やしながら、老齢年金とパッシブ運用に運用資金を分散させていきFIを達成、その後REしたければアクティブ運用を全て現金かパッシブ運用へ、その流れですね。パッシブの定期売却でみるみる資金がへっていく、これが精神的に本当に可能なのか、は置いておいて。
後はこの3つ、不労所得である年金、アクティブ運用、パッシブ運用のそれぞれの運用効率があるので、リスクやリターン、投資における制度や税制、政治経済なども勘案して、それぞれの投資への適切なウェイトを見極めながら進めていくという事ですね。
以上、チケットレストランで1万5千円の残高を失効させてしまって分かった、第1話から今回の第4話までの話でした。1万5千円の失効でここまでわかったので、何やら得した気分になってます。無料で当サイトを見ている皆さんは、さらにお得という事でしょうか。
いや、妙なことを言っている奴がいると思われているだけなのか?
↓今回の話、真のFIREの正体シリーズです。
- 第1話:FIRE後にお金を失って気付いたこと
- 第2話:FIRE後にお金を失って凄いことを発見した
- 第3話:純資産 > 生涯生活費 はどのような状態か
- 第4話(今回):真のFIREの正体はこれだったのか
コメント